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アロマセラピーと研究

古代の歴史は精油の治療での使用について逸話的な根拠を提供してきたが、ここ数十年で健康上の利益の根拠となる科学的な研究が増えています。アロマセラピーをサポートする根拠の基礎の強さには、臨床試験やケースの病歴、保険診療における監査、患者が報告した結果のデータが含まれます。 

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アロマセラピー/マッサージ研究を見つけるには
研究論文の文献検索を行う前に、インターネット上のBoolean検索で個別指導を受けることは役に立つかもしれません。 www.internettutorials.net/Boolean.aspを訪問してください。(注意:この個別指導はインターネット上でどのような情報を検索する場合でも役に立つので、数分かけて個別指導書を読む価値があります)。

研究論文の文献検索を行う際に、一番初めにするべきことは「キーワード」をはっきりさせることと、もしインターネットを使うなら、「キーワード」を条件エリアに入力することです。関心のある一般的な項目や特定の内容は「and」を使って入力します。例えば、マッサージ療法の文献を見つけるためには「マッサージ療法」を入力します。しかし、特定の状態でのマッサージの効果を知りたい場合には、「マッサージ療法and結合組織炎」と入力してください。この条件にあった文献の詳細が表示されます。

「Enterキー」を押すと、キーワードを含む引用の一覧が表示されます。それぞれの引用は、その研究論文に使われたすべての参考文献の著者、論文タイトル、掲載された雑誌名、号数、ページ、発表された年が書かれています。参考文献と一緒に抄録も表示されます。論文すべてを読みたい場合には、最近の論文はオンライン上で入手可能です。ドロップダウンリストがあって、「抄録」と表示されていたら、そこをクリックして「論文」を選んでください。(注意:抄録には研究の中でどのようにデータが評価されたかという詳細は含まれません。これは論文でのみ読むことが可能です)。残念ながら、論文をオンラインで購入しようとすると、多くのものは£20.00程します。しかし、論文を図書館で注文した場合には、£4.00程で入手できます。
 

研究と根拠に基づく実践の手段
いくつかのオンラインデータベースで発表されている精油の研究論文を探せます: 


研究ジャーナル
ほとんどの発表された研究は科学ジャーナルで見つけられますが、講読料を払わない限りは論文の中の要旨しか読むことができません。しかしながら、いくつかのジャーナルは発表された研究を誰でも無料で入手できるようにしています。例えば:

他に研究を無料で入手できるウェブサイトは DOAJ (Directory of Open Access Journals) です。
 

研究評価
研究が発表されたからといって、ただそれだけで自動的に妥当な論文となるわけではありません。多くの科学的な研究はいくつもの理由で欠点があります。研究の妥当性を評価する手段として、どのように批評的に評価するかを理解することは重要です。以下の質問から始めましょう: 

  • 研究はどこで行われましたか。
  • 誰が参加していますか。一人だけが研究をしているよりも、複数の人が参加していると信頼度が上がります。そして参加者の資格も調べましょう。
  • 研究はどの雑誌で発表されましたか。論文審査のある専門誌が最も良いです(すなわち、研究が同じ分野の専門家に審査されています)。いくつもの雑誌が掲載している研究の質に応じて「インパクトファクター」を授与されています。例えば、ランセットのインパクトファクターは30+ですが、一方で、多くの補完治療に関するファクターは3のみです!
  • その実験デザインはどのぐらい良いものでしたか。補正されていない、または説明されていない変数はありましたか。そして全体の手順は正しかったですか。実験デザインは主題、条件、状態に相応しいものでしたか。
  • コントロールグループは使われましたか。
  • サンプルテストは行われましたか。
  • 実験には何人の参加者がいましたか−20人以上はより妥当性のある結果をもたらします。
  • 測定器具は結果を記録するために適切で/検査済みで/信用できるものでしたか。
  • 研究は論文から複製可能なものでしたか。
  • どこで精油は言及されましたか−植物の学名とGC分析結果は出てきましたか。「ラベンダー」と記載するのは助けにならないし複製可能ではありません。
  • 研究はより多くの対象に適用できますか。
  • 研究の限界について述べられていますか。
  • 結果は信頼のおける答えでしたか、それともさらに研究が必要なものでしたか。

The Critical Appraisal Skills Programme (CASP)はオンラインで入手可能で、評価に使えます : www.casp-uk.net (無作為化比較試験;質的研究;システマティックレビューのための「チェックリスト」はあなたの研究計画にとても役立つことと思います)。


研究レベルの評価
特定の状態で根拠のレベル評価に使われる尺度:  

Level A  特定の行動、介入、治療で常に同じ結果が出る複数の対照研究のメタ分析や質的研究のメタシンセシス
Level B  特定の行動、介入、治療で常に同じ結果が出る、よくデザインされた無作為化と作為化両方の対照研究
Level C  常に同じ結果は出ない質的研究や相関研究、統合的な批評、システマティックレビュー、無作為化比較試験
Level D 推奨を裏付ける臨床研究への論文審査のある専門的な組織の基準
Level E 専門家からの意見や複数のケースレポートなど理論に基づいた根拠
Level F  製造業者からの推奨のみ


登録者
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