ニュース   |    ブログ    |   よくある質問   |   お問い合わせ   |   ようこそ    

アロマセラピーと保全問題絶滅危惧種

保全状況
  • 種の保全状況は、絶滅危惧種が存在していない見込みを表す指標です。
  • 種の保全状況を評価する際、多くの要因が考慮されます ― 保全状況は単に個体残存数に基づくものではなく、時間の経過に沿った個体数の増減率や、繁殖成功率、既知の脅威などの様々な要因に基づきます。
  • 199ヶ国が、絶滅危惧種や絶滅の危機に瀕している種を保護する、生物多様性行動計画(Biodiversity Action Plans)作成を賛成する合意に署名しています。(アメリカ合衆国ではA Species Recovery Planと言われています。)

国際自然保護連合(IUCN)絶滅危惧種レッドリスト

国際自然保護連合のレッドリストは、絶滅の危機に瀕する種の具体的なカテゴリーを掲載しており、絶滅寸前の種も含まれている可能性があります。
国際自然保護連合作成の、絶滅の危機に瀕する種のレッドリストは、絶滅危惧種という用語を一般的総称としてよりも、危険にさらされている状況の具体的なカテゴリーとして使っています。国際自然保護連合のカテゴリーと基準によると、絶滅危惧種は絶滅寸前(critically endangered)と危急(vulnerable)の間に位置しています ―下の国際自然保護連合のウェブサイトタブをご参照下さい。絶滅寸前(critically endangered)の種がすべての基準を満たし、絶滅危惧種(endangered species)としてカウントされることもあるのでご注意下さい。 国際自然保護連合がよく使う、絶滅の危機に瀕する種の一般的な総称はthreatened speciesで、それには絶滅寸前と絶滅危惧種とともに、リスクの少ない危急種のカテゴリーも含まれています。

Vulnerable Species.png

国際自然保護連合のカテゴリー:
  • 絶滅:生存しない
  • 野生絶滅:捕獲された個体は存在するが、自由に生活する野生の個体群はない
  • 絶滅寸前:ごく近い将来絶滅する可能性が極めて高い
  • 絶滅危機:近い将来絶滅する可能性が高い
  • 危急:中期的に絶滅する可能性が高い
  • 準絶滅危惧:近い将来絶滅の危機に瀕すると考えられる
  • 軽度懸念:種の生存に差し迫った脅威はない
生物多様性と絶滅危惧種への影響

人間はそれらの種と環境に影響を与えています。地球上の生物多様性を保護するため、なぜそうのように多くの種が絶滅に瀕するようになったかを個々人が考慮しなくてはなりません:

  • 生息地の消失 ― 種絶滅危惧の最も一般的な原因

  • 環境汚染

  • 過剰搾取(過剰収穫)

  • 病気

  • 気候変動

人間はまた、どの種を救うべきか、どの種を重要でなく保護する必要性がないかの基準を決めています。


絶滅危惧種の保護を助ける
絶滅危惧種を保護し、生物多様性を維持するための方法を作り、広げていくのが環境保護主義者の目標です。
アロマセラピストとしての我々の道徳上の義務は、いつも認識し、エッセンシャルオイルを賢く使うことです。


現在レッドリストに載っている種:


絶滅危惧種:
ローズウッド Aniba rosaeodora  ― ブラジル・ローズウッドとして知られている(リオ・ローズウッドやバヒア・ローズウッドとも)― (過剰伐採―家具、楽器;香木の高価格)

危急種:
マイソール・サンダルウッドSantalum album (過剰収穫、管理の問題、繁殖の難しさ、木の高付加価値)危機種:

フランキンセンスBoswellia sacra  ― (過剰収穫、生存エリアのライフスタイルの変化、高価格)現在の分類学ではBoswellia cartieriiはBoswellia sacraに分類されています!

アロマセラピーに関連する他の多くの種も心配されている状況です。例:チュニジアのアトラス・シダーウッド
 

最新情報の入手方法:
国際自然保護連合レッドリストで、アロマセラピーに関連する植物の状況を確認する;ウィキペディアに載っている植物記事のいくつかは、保全状況も載せています。
http://www.cropwatch.org/  - Cropwatch ファイル セクションの記事を見る、メールリストに登録する。